2017年7月の沖縄旅行記です。

那覇市久米にある中国式庭園「福州園」を観光しましたので、園内の様子や見学料金、近くにあるカフェレストラン、コスプレができる貸衣裳サービスについてお伝えします。

スポンサーリンク

福州園について

宿泊ホテルからタクシーで福州園という中国式庭園に来ました。

観光ガイドにはさほど載っていないマイナーなスポットですが、タクシーの運転手さんが言うには、中国人観光客が大好きな場所ということでした。

何で沖縄に中国式庭園あるのか疑問でしたが、園内の石碑に建設の経緯が書いてました。

福州園は、那覇市制施行70周年記念と中国福州市と那覇市の友好都市締結10周年を記念して開園した庭園（1992年に完成）。

那覇市と中国福州市（ってどこか知りませんが）は姉妹都市なんですね。

タクシーの運転手さんから入園料は無料と聞いていたのですが、入園料200円でした。

どうやら以前は無料だったのが、最近になって有料になったようです。

それでも、200円なので料金は安いですね。

福州園散策

福州園は、四季（春・夏・秋冬）の三部空間で構成されているのが特徴です。

中国式というのは一目瞭然なのですが、空間ごとの季節感は正直見ただけでは良くわからないです（笑）

夏景色

入口を左側に進むと、夏景色の空間へ。

手前に「烏塔」、奥に「白塔」と呼ばれる双塔があります。

この双塔は御影石で造られた福州の双塔の縮図で、典型的な福州の景観であるということです。

「松竹如醉亭」は囲い塀と一体に作られた半亭です。

ガジュマルの木陰、白蘭の薫りといった福州の夏景色を表現しているそうです。

「東治堂」は龍柱を擁した福州の代表的建造物で、両側に配置された双塔や人工の双山も福州の景色を再現するポイントになっています。

春景色

夏景色を通り抜けると、春景色の空間に来ます。

「凌波廊」は水辺の廊下と展望台です。

福州市がある福建省最大の河川・閩江の春の到来を表現しているそうです。

展望台からは春景色の全景を眺めることができます。

池には鯉が泳いでいました。

凌波廊の水辺は桃花渓とよばれていて、園内で2番目の水景となっています。

また、奥に「万寿橋」という橋があります。

橋には十二支の動物が設置されていて、なにげに可愛いです。

写真はヤギじゃなくて羊ですかね。

「知春亭」という円形の小亭には「すべて円満に」という思いがこめられているそうです。

盛りから深まりゆく春を表現しているということです。

秋・冬景色

福州園の正面・大門をくぐると、目の前にあるのが御影石と寿仙岩を石材とした「照壁」です。

照壁を正面に左側に進むと先に紹介した夏景色、右側に進むと秋・冬景色の空間になります。

園内で１番ダイナミックな景観といわれている「冶山・冶亭」です。

福州の名勝「冶山」水景を表していて、手前に架かる橋は「飛虹橋」、池は「欧冶池」とよばれています。

石の冶山（人工山）の頂上に立つ冶亭と流れ落ちる滝がポイント。

上まで登って景色を眺めることもできます。

岩山には空洞が作られていて、歩いて行けるようになっています。

滝の裏側からの光景を楽しむこともできます。

福州園のコスプレ（貸衣裳）情報

まさか、こんなところで貸衣装をやっているとは予想できなかったのですが（笑）

30分500円、1時間1000円で中国風衣装のコスプレ体験ができるようです。

園内には花が咲いている場所もありますし、

中国風の建物と南国の植物が相まってアジアンな雰囲気でもあります。

見学時、実際にコスプレ撮影している女子はいませんでしたが、素敵な写真が撮れそうではあります。

ちなみに、普通に記念撮影しても昔の中国にいるみたいな雰囲気のある写真が撮れます。

福州園のレストラン

園内に、カフェレストラン「GOOD FARMS KITCHEN」の案内がありました。

クニンダテラス

「GOOD FARMS KITCHEN」は、福州園の隣の「クニンダテラス」という複合施設で営業しています。

クニンダテラスには、カフェレストランのほかに歴史展示室などもあります。

ちなみに、クニンダというのは昔の地名「久米村」の沖縄読みだそうです。

福州園見学後、クニンダテラスで休憩してみるのも良いですね。

＜2017年7月沖縄旅行記2（次へ「千日」）＞

基本情報