上野の美術館・博物館まとめ~今期(2016秋冬)一番良かった美術展はココ!
上野に1泊2日して、現在開催中の美術展をまとめて鑑賞した美術館巡り体験記です。
今回鑑賞した美術展(デトロイト美術館展、ゴッホとゴーギャン展、禅展、クラーナハ展、平安の秘仏)の中で、どの美術展が一番良かったかをまとめました。
(※各美術展については個別に記事を書いていますので、興味のある方はお手数ですが後述するリンク先でご確認ください。)
また、チケットの割引など知っておくと便利なポイントを初心者目線でまとめました。
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上野美術館巡り体験談
まずは、上野駅到着です。
上野公園に行くときの出口は必ず「公園口」を目指してくださいね。
別の出口から出てしまうと、公園にたどり着くのが大変になってしまいます。
上野公園の美術展に行くときは、帽子・日傘などの日よけグッズと、チラシや目録などを収納するためのA4サイズが入るバッグがあると便利です。
私はうっかり者なので、よく小さめのバッグで行ってチラシを二つ折りする羽目になるんですよね~
来たのは平日ですが、普通にたくさんの人がいますね。
上野について最初にやることは、駅に一番近い国立西洋美術館のロッカーにお泊り用品などの荷物を預けることです。
駅のロッカーでもよいのですが、空きが少なく有料です。
ロッカーを使用する場合は、美術館のロッカーがおすすめ。
駅のロッカーよりは空きがあるし無料(コイン返却式)なのでお得です。
デトロイト美術館展、ゴッホとゴーギャン展、禅展、クラーナハ展、平安の秘仏のチケットは家から近い金券ショップで事前に購入しました。
金券ショップで事前に購入しておけば、チケットが1枚200円~300円ほど割引になりますし、展示会ごとに並ぶ手間が省けますので一石二鳥ですよ。
最初に目指したのは、上野の森美術館のデトロイト美術館展です。
デトロイト美術館展では月曜と火曜のみ展示物の撮影がOKということなので、火曜日をねらって来てみました(月曜日は休館の美術館があるので避けました)。
デトロイト美術館展、ゴッホの肖像画は小さかったです。
近代絵画の有名どころが集まっているので万人受けはすると思いますが、写真撮影大会のような感じでした。
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次はゴッホ繋がりで、ゴッホとゴーギャン展に行こうと思います。
道すがら、上野東照宮を参拝。
徳川家康をまつる社で、国に重要文化財に指定されています。
来ている人は、欧米人の観光客が多かったです。
上野公園の近くの遊園地が閉園するそうです。
消えていく昭和の風景。。。
ゴッホとゴーギャン展が開催されている東京都美術館です。
ちょうど昼時でスタミナが切れてしまったので2階のレストランでランチしました。
レストランはどこも混雑していて少し並びました。
パスタをいただき、元気が出たので美術展に向かいます。
ゴッホとゴーギャン展は今回の上野の美術展の中で一番混雑していました。
といっても、鑑賞に支障をきたすほどではなかったです。
ゴーギャンと共同生活をするにあたり、ゴッホは喜んでたくさんのひまわりを描いたそうですが、ゴッホのひまわりが一枚もなかったのが残念なところです。
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東京都美術館「ゴッホとゴーギャン展」の感想と混雑状況、購入グッズを紹介します
デトロイト展とゴッホとゴーギャン展、ゴッホとゴーギャン展とクラーナハ展は相互に割引があるので、鑑賞の予定のある方は利用してみてください。
本日最後に鑑賞したのは、東京国立博物館の「禅—心をかたちに—」です。
たまたま、初日に見ることになりましたが大きな混雑はなかったです。
内容が充実していて、説明などもしっかり読まないとわからなくなってしまうので、私としては午前中元気なうちに行ったほうが集中できた美術展でした。
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東京国立博物館「禅—心をかたちに—」に行ってきたので解説します
上野公園の大噴水。
今日の美術館巡りはこれで終了です。
閉館時間が近づき、国立西洋美術館に預けた荷物を回収しなくてはいけないので先を急ぎます。
本日の宿は、アパホテル・京成上野駅前です。
2016年の3月にオープンしたばかりの新しいホテルで、上野公園の隣にあり、立地が素晴らしいです。
相変わらずの狭さですが、寝るだけなのでこれで十分です。
設備はキレイでした。
利用者は外国人観光客の方々がほとんどでした。
お部屋のタイプはレイクビュー。
朝、窓を開けたらとってもレイクビューでした!
今回は、朝食付きのプランでした。
朝一で、アパホテルのレイクビューから見えていた弁天堂を参拝します。
またまた国立西洋美術館のロッカーのお世話になり、開催されているクラーナハ展を鑑賞しに行きます。
(写真は前日撮ったものなので空の色が違っています)
クラーナハ展は画家の知名度が低く期待も高くありませんでしたが、内容は刺激的で興味深かったです。
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国立西洋美術館「クラーナハ展-500年後の誘惑」感想~思いのほか良かった
国立西洋美術館では特別展のチケットで常設展が見学できるので、鑑賞しなきゃ損です。
常設展の出口に世界文化遺産登録記念スタンプがありました。
次は、再びの東京国立博物館。
今度は「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」を鑑賞します。
大仏の大きさと展示の規模の小ささにびっくりしました。
お値段も安くサクッとおわるので、一つくらい軽めの展示があっても良いかなとは思いました。
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東京国立博物館「平安の秘仏」の混雑状況と櫟野寺の大観音を見た感想です
さて、昨日は時間的に余裕がありませんでしたが、東京国立博物館では特別展のチケットで総合文化展を見学できるので、今日はそれをこなしていく予定です。
本館(日本ギャラリー)の躍る埴輪。
東京国立博物館公式キャラクター「トーハクくん」のモデルになっているそうです。
本館(日本ギャラリー)は展示が充実していて見きれないほどです。
多くの外国人観光客が見学に訪れていました(お疲れ気味に見えました)。
写真撮影もできますよ。
館を移動して、平成館(日本の考古)に来ました。
埴輪天国!
レアな猿の埴輪。
「おーいはに丸君」世代なので埴輪好きなんです。
昨日見逃した、禅展のオブジェ。
さて、次はどこへ行こう。
総合文化展のみチケットを購入すると、620円で特別展などの有料エリア以外は見学できてしまうので、外国人観光客はこちらを利用しているみたいでした。
東洋館(アジアギャラリー)に来てみました。
中国だけでなくエジプト、インドなど幅広い展示です。
最後は、出口にあるミュージアムショップをチラ見して国立博物館を終了しました。
(本館にメインのミュージアムショップがあり、品数は本館のほうが断然多いですよ。)
2日にわたる上野の美術館巡りはこれで終了です。
あと1日あれば国立科学博物館に行けましたが、今回は断念しました。
まとめ
デトロイト美術館展、ゴッホとゴーギャン展、禅展、クラーナハ展、平安の秘仏を全て鑑賞したうえでのランキングをいたします。
混雑ナンバーワン
ゴッホとゴーギャン展が混んでたので一番人気かなと思います。
二番目に混んでいたのは、平安の秘仏でした。
コスパナンバーワン
コスパを重視するなら国立を狙えです。
特別展のチケットで数館にまたがる総合文化展を鑑賞できる東京国立博物館が一番です。
国立西洋美術館と国立科学博物館(今回スルーですいません)も企画展のチケットで常設展を鑑賞できるのでお得です。
上野の森美術館はサービスで鑑賞できるものが無いのでコスパ悪いです。
おすすめナンバーワン
私が一番面白いと思ったのはクラーナハ展です。
最初にビデオ上映があるのがわかりやすいです。
一人の画家について深く知ることができ、自分の知らない美術の世界がまだまだあるのだと感じることができました。
美術展というのは広く浅くよりも、テーマがより深く絞れている方が意義があると感じました。