TES(繊維製品品質管理士)更新試験 | 論文で不合格にならないために
マニアックなテーマです。
私は前職の関係でTES(繊維製品品質管理士)という資格を持っているのですが、この資格5年毎に更新試験を受験して、登録更新しなければならないんですよね。
TESの更新試験は論文形式で、合格・不合格の判定を受けます。
昨年、2度目の更新試験を受験し合格しましたので、TESの論文試験が不合格にならないコツや登録更新の流れなど解説していきたいと思います。
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目次
TES(繊維製品品質管理士)と更新試験
TES(繊維製品品質管理士)とは
繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist=TES)は、昭和56年度に通商産業省の告示(平成9年12月18日廃止)に基づいて生まれたもので、消費者に供給される繊維製品の品質・性能の向上を図ったり、繊維製品の品質について消費者からクレームが出ないように、それらの製品の製造や販売を行う企業のなかで活躍するスペシャリストです。
引用元:繊維製品品質管理士(TES)HP
ジャンルとしてはファッションビジネス関係の資格です。
繊維製品品質管理士という肩書を持つので、業界人が取得を目指すことが多いです。
試験は5科目あり、取りだめ方式なので最大4年かけて合格可能。
費用は、受験代・テキスト代・講習受講代(任意)・登録費用(合格時)など。
私自身は約10年前に合格しましたが、当時の費用は全部で10万円弱でした。
勉強する時間や労力、費用面でいうと気軽な資格ではなく、費用負担など会社の補助があったから取得できた資格だったと思います。
※正式な資格試験情報については、繊維製品品質管理士(TES)HPをご確認ください。
TES(繊維製品品質管理士)登録更新について
TESは永久資格ではなく、5年が経過すると資格が消滅します。TES資格を継続するには、協会の行うTES登録更新試験(論文)に合格し、登録更新申請をする必要があります。
引用元:繊維製品品質管理士(TES)HP
費用としては、登録更新判定申請料(受験料みたいなもの)10,800円、合格時に登録更新料10,800円がかかります。
自分が持っている資格の中で、更新試験を受けなければいけないのはTES(繊維製品品質管理士)だけなので、論文提出だけでも悩ましいのですが、その上バカにならない費用がかかってくるしくみがツラいです(笑)
もっとも、現在私は転職して別の業界にいますので、TES資格が消滅してもなんら困らない立場ではありますが、せっかく苦労して取った資格だから手放すのはもったいないみたいな未練があり、今回も登録更新してしまったわけです。
※正式な登録更新情報については、繊維製品品質管理士(TES)HPをご確認ください。
TESの更新論文について
最初に補足しますと、TES登録更新には代替措置というものがあり、適用申請をして(日ごろの精進が)認められれば、更新試験(論文)が免除されるしくみがあります。
適用申請できるのは、TES会(TES資格を持つ人が会費を払って任意で入会できる)主催の見学会や研修会などに一定回数以上出席した人などです。
しかし、私のようにTES会に入会さえしていない、いわば幽霊部員以下のTES資格者が更新をする場合、論文提出はまぬがれないことになります(笑)
TESの更新論文が不合格にならないために
TES更新試験の論文は、あらかじめ指定された複数のお題から、1つを選び1,000字~1,500字で論述します。
要領としては、TESの受験科目の「論文」の試験勉強で学んだことが役に立つので、思い出してみてください。
あくまでも個人的な感想ですが、自分自身が2回論文提出して2回とも合格になった感触、TES資格を持つ先輩方に聞いた諸アドバイスから察するに、TES更新試験は「落とすための試験」ではないと感じます。
不合格にならないために守ってほしいのは文字数です。特に文字数が足りないのは絶対NG。受かるものも受からなくなりますので注意してください。
TES(繊維製品品質管理士)更新試験の流れ
TES(繊維製品品質管理士)更新試験の流れはこんな感じです。
3月…日本衣料管理協会から封筒が届き、5年に1度の更新時期だと気がつく(笑)
書類に目を通すと、論文提出や受験料入金は6月の受付期間にとのことだった(数ヶ月先だよ。。。)
6月…論文発送、ぬかりなく受験手続きを完了させる。
9月…試験の結果は合格。(諸費用の振り込みなど登録更新の手続きを行う)
11月…「繊維製品品質管理士証」が送られてくる。
これで、また5年間TES(繊維製品品質管理士)でいられますね。
実は、TESの更新で論文が必要なのは2回目の更新までです(私はこれで終了)。3回目以降は、登録更新料(10,800円)の納入だけでOKになります。けど、タダではないので5年後またどうしようか悩むこと必須です(笑)
以上、ニッチであろう資格情報のお話しでした。
一部の人向けだとは思いますが、お役に立てれば幸いです。