職業訓練校に合格!高倍率突破の面接対策と受講決定までの流れ
IT・WEB系女子を目指している私ですが、WEB系の職業訓練校(神奈川県)を無事修了することができました。
高倍率の面接を突破した体験談をふまえ、職業訓練の探し方から受講決定までの流れについて解説します(あくまでも自分の体験した範囲での考察となります)。
スポンサーリンク
目次
職業訓練校とは
職業訓練校とは簡単に言うと、就職を目的とする技術校で、学費は無料、修了するまで日給(雇用保険)が受給できる公的制度です。
(上記は大まかな説明で、詳細や条件があります。)
通常、技術習得には学費がかかりますが、このご時世、技術を習得したうえにお金ももらえるなんてミラクルですね。
「職業訓練」を知ったのは数年前、友人のY子さんが職業訓練を受けて転職した話がきっかけでした。
「ハローワークでは、良い情報は待っていてもやってこない、自分で探して動かないとだめだよ。」
Y子さん語録として、自分が会社を辞めることになったら参考にしようと心にメモしていたことが実現したわけです。
職業訓練校の見つけ方(神奈川県)
職業訓練校に通いたいと思ったら、情報を制することです。
職業訓練の申し込みにはハローワークでの承認が必要となりますので、ハローワークに求人登録(←雇用保険の手続きの事)後、なるべく早期に、自分の希望転職分野に見合ったコースを見つけることが重要なポイントになります。
おそらく、ハローワークの職員に聞いてみるのが一番良いのでしょうが、何か躊躇してしまうんですよね。。。(←私だけ?)
でも安心してください、私がたどり着いた、もっとお手軽な方法があります!
ここでは神奈川県に限り、職業訓練のコースの見つけ方を2つ紹介します。
「職業訓練説明会」に参加
神奈川県内のハローワークで随時開催されています。
予約不要、簡単なアンケートの記入はありますが、氏名などの個人情報は問われないので、お勤め中の方でも誰でも気軽に参加できます。
一口に職業訓練校と言っても、入学試験があるところもあるし、県やら市やら委託やらいくつかの種類があるんですよね。
そのあたりの訓練校の種類の説明、現在開催中の職業訓練の募集要項、年間スケジュール予定など教えてもらえます。
かながわ若者就職支援センターHP
縦割りでわかりづらいと言われる各種団体の枠を超え、職業訓練校の一覧、現在募集中の職業訓練がまとめて見れる便利なサイトです。
ただし、情報の更新がやや遅いので、気になるものがあったらリンク先のページを直接確認したほうが情報が早いですよ(募集要項や応募状況なども見つけやすいです)。
【2018年2月追記】
かながわ若者就職支援センターHPがリニューアルされ、上記の使い方ができなくなりましたので、主な公共職業訓練を下記に掲載しておきます。
職業訓練校見学でわかること
希望する職業訓練コースが見つかったら、学校見学に行くことをおすすめします(要予約の場合もアリ)。
単に面接で有利だからというだけではなく、自分自身の学校生活のためです。
入学後の「こんなはずじゃなかった」は、学校見学である程度未然に防ぐことができるとと思うのです。
学び舎の雰囲気
私が見学したのは知名度の高いスクール主催(綺麗なオフィスビル)のものでしたが、実際の訓練会場は古びたビルの一室でした。。。
職業訓練は主催の学校の校舎で行われるとは限らず、別会場で開催されたりするので、そこは見学に行って確かめるべきポイントでしょう。
客層(男女比・年齢)
近い将来クラスメイトになるかもしれない人たちの雰囲気チェック。
WEBコースの見学に来ていた人の9割は女性で、実際の訓練でも同じような比率になっていました。
スタッフ・講師・コースのレベル
実際お世話になるスタッフや講師が来場している可能性があり、コースの何となくのレベルを把握することができます。
私が行ったWEBコースは過去の受講生さんの作品が見られました。
ハローワークでの申込みポイント
募集要項入手
まず、募集案内(応募書類)は募集期間中にハローワークでゲットします。
(パンフレットラック的な場所に陳列されています。)
職業訓練の募集案内は、冊子より早くホームページ上で速報版などが公開されますので事前にチェックしておくと効率的に動けます。
職業訓練校見学についても、募集案内にしたがい進めていきます。
募集期間は1週間から10日ほどで桜の見ごろのように過ぎ去りますので、乗り遅れないように注意してくださいね。
職業相談・受講指示をもらう
職業訓練の申込書にはハローワークで記入してもらう欄があります。
ハローワークに職業訓練受講希望の旨を伝え職業相談後、現状で就職できる可能性が低く、かつ訓練を受けることで就職できると判断された場合に「受講指示」がもらえます。
この「受講指示」に基づいて訓練期間中の雇用保険受給等が支給され、結果雇用保険をもらえる期間が延びる人もいます。
お金にかかわる問題なので、ハローワークに求人登録の志望職種と希望訓練科目が異なっている場合や、雇用保険が終了間近の申込みの場合「受講指示」が得られない可能性があるそうです。
また、時期については「所定給付日数の3分の2の日数分の支給を受け終わるまでに訓練を開始していること」という内部ルールがあるそうです。
私の場合、未経験ながら希望職種も希望訓練科目もWEBでしたし、3か月の待機期間中だったため早期申込みとみなされました。
ハローワーク出頭時には、学校見学も済ませ、申込書も清書した状態で持って行ったので手続きは比較的順調で、受講指示も無事出してもらえました。
(※ちなみに、募集期間後半は手続きの待ち時間が大変なことになるみたいです。)
職業訓練面接~服装と質問内容
希望コースが定員割れであれば、まず落とされないように思われます。
しかし、私の受けたコースは非常に人気で、定員をはるかに上回るの応募人数になっていました(申し込み状況はパソコンから確認できました)。
それを見ただけで、もう駄目だと落ち込んでしまいました。
ただ面接については、事前にハローワークの方からアドバイスをいただいていたので、その通りに準備しました。
「服装は男性はスーツ、女性は強制ではないが、スーツの人が多いと聞いています。面接は申込書で質問されている内容が中心になると思うので、よく内容を覚えておいてください。」(申込書のコピーを渡される)
申込書には志望動機・職歴・訓練終了後の仕事等について、事前に文章を記入する項目がありますが、この内容は面接と書類審査で重要となりますので、心して記入してください。
服装はスーツがベスト
スーツを持ってる人は迷わずスーツを着て行くのがベストでしょう。
「スーツだから受かる、私服だから落ちる」というわけではありませんが、要は「再就職の意欲があり、再就職できそうな人」と思ってもらえることが重要なのです。
女性ではジャケット&スカートなどのオフィスカジュアルで受かっている人も普通にいるので、スーツの色やインナー小物などは神経質になり過ぎる必要はないと思います。
私は手持ちで適切な衣装がなかったため、結局通販で安めのスーツを購入しました。
無職なので出費はしたくないですが、職業訓練の終盤になると普通のスーツで就活する人が多くなりますので、買っておいて損でもなかったです。
面接の内容
面接は3人一組で、応募者が多数で面接も時間が押していました。
そのせいか、初めに「質問には簡潔に答えてください」と言われました。
質問内容はハローワークの方の言うとおり、申込書の内容に近かったです。
私は緊張で目が泳いでいたと思いますが、簡潔さを意識してお話ししました。
(実際は、暗記していたこと出力することで精一杯。。。)
他の2人の方は「これだけは絶対話したい」と意気込んでいるのか、聞かれていない事を話に盛りつけてきて、結果ロングスピーチでした。
面接を終えて、私は話す量が少なくて、アピール不足だったのかなと凹みましたが、結果的に職業訓練でその方達との再会はありませんでした。
後に、職業訓練の面接の授業で、聞かれていないことを先回りして答えたり、話が長すぎるのはNGと教わり、妙に納得した出来事でした。
職業訓練受講決定
受講の可否通知
受講の可否通知は郵便で届きます。
某日、郵便受けに例の封筒が届いていて、取り出したとき厚みがあり、これは受かったのかなと思いました。
入校説明会
入校前に入所説明会が開催され、欠席など各種手続きの説明がありました。
職業訓練は欠席時間が総訓練時間の20%を超えた時点で退校となります。
訓練中の雇用保険は1ヶ月分が翌月の20日過ぎに振り込まれる感じで、最初待ち遠しかったです。
職業訓練の想い出
職業訓練校ならではというのが、日直や掃除当番です。
すぐに慣れましたが、プチプレッシャーでした。
少し慣れたころに席替えが行われるという、ざわつくイベントもあったな。
クラスメイトは9割が女性で、20代後半~50才くらいまでの方がいました。
前職は様々ですが、アパレル経験者が多め、意外だったのは何らかの音楽活動をしている人がワンサカいたことです。
それと、職業訓練は専門技術が足りないため転職できない初心者ばかりが選ばれるのなかと思ったら、趣味や前職などである程度かじっている人、中にはかなり詳しい方もいました。
選抜メンバーだった事もあり、皆さん意欲的で大きなトラブルなく訓練を終えることができました。
職業訓練校の就職率と評価について
最後に職業訓練を受講してわかった訓練校の内情について。
学校側から受講生の就職率が訓練校の評価となるとの説明がありました。
職業訓練校(特に民間のスクールが主催している講座)は、受講生の就職率を気にしています。
受講生の就職率が低いと自治体からのスクールの評価が下がり、講座自体が無くなってしまう可能性があるからです。
訓練校としては、学びたい人に学ばせたいのではなく、あくまでも就職できそうな人に学ばせたいということだと思います。
以上、職業訓練校受講や面接対策の参考になれば幸いです。