【ならまち 観光】奈良公園から一足先の旧市街地。格子の町屋をひっそり散策
ならまちは、奈良公園の近くにあるレトロな雰囲気の観光エリアです。格子を備えた歴史的な家並みの中に、江戸時代以降の町屋を改築したレストランやカフェ、雑貨屋が点在しています。
今回は過去の奈良旅行で体験した、ならまちの散策ルートをご案内します。
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ならまち散策
夕方です。JR奈良駅から20分程歩き、ならまちと呼ばれるエリアにやってきました。
この辺は、住宅地の中に店舗や観光スポットが点在しているようです。強いて例えるなら鎌倉みたいな感じでしょうか。
招き猫だらけの個性的なショップ「工房きゃんばす」を発見。
いかにも老舗といった店構えの「小梅園」。
閉まっていたので何のお店かわかりませんでしたが、調べてみたら創業から400年以上続く「墨」の老舗でございました。
奈良の中心部に「猿沢池」という有名な池がありますが、ざっくり言うとその南側に広がるのがならまちのエリアです。
鹿と観光客で賑わう奈良公園に隣接してはいますが、雰囲気はだいぶ異なっています。
奈良町情報館
程なくして、奈良町情報館という観光案内所に到着。
今回は、こちらで配布されているマップを頼りにならまちを観光してみました。
付近にあった彫刻。
遠目には「しゃちほこ」だが、近づいてみると躍動感のある鹿だった(笑)
元興寺(がんこうじ)
元興寺は、1999年に世界遺産登録されている由緒あるお寺です。
前身は蘇我馬子が飛鳥に建立した日本初の本格的寺院「法興寺」。平城京遷都にともない飛鳥から現在地に移転し「元興寺」と改めたそうです。
極楽堂と禅室の屋根には飛鳥から運ばれた日本最古の瓦が残っています。
菊岡漢方薬局
「漢方薬」の暖簾が目を引く、菊岡漢方薬局。
元歴元年(1184年)から24代続く、歴史ある薬局であるということです。
軒先に吊るしてある赤い布の飾りは「身代わり申(みがわりざる)」と呼ばれる災難除けのお守りで、ならまちの至る所で見かけました。
関連は分かりませんが、岐阜県の飛騨の「さるぼぼ」と雰囲気が似通っています。
寧屋工房(なやこうぼう)
寧屋工房は、奈良を代表する伝統工芸品「赤膚焼」作家である武田高明氏の工房兼ギャラリーショップです。
年季の入った町屋だなーと見つめていたところ、標識を発見。
町屋の店舗は登録有形文化財となっていました。
ならまち格子の家
ならまち格子の家に行く途中で見つけた朽ちた建物。
密かに廃墟好きなので、こういうのそそられます(笑)
ならまち格子の家は、伝統的な町屋を再現したミュージアムです。
家の中に入って建物の造りなどを見学したり休憩したりできる場所なのですが、訪問時は営業時間(9~17時)が終了していたため、中は見ていません。
藤岡家住宅
ならまち格子の家の向かいには藤岡家住宅があります。
重要文化財の立札が立っていますが、家主さんがお住まいになっている住宅ということから、内部は非公開となっているようです。
庚申堂
地元で「庚申さん」として親しまれている小さのお堂で、奈良の庚申信仰の拠点になっているスポットです。
香炉を支えている猿の石像がポイント。
奈良町資料館
奈良町資料館はならまちの民俗資料や古美術品などを展示した私設資料館で、「身代わり申」の製作販売も行っています。
こちらも営業時間(10~16時)外の訪問となったため、見ることができませんでした。
大きな「身代わり申」があり、記念撮影にもおすすめのスポットです。
ならまちのカフェ・ランチスポット
ならまちには町屋を改装したカフェレストランがたくさんありました。
特徴としては、店舗外観で何のお店か判別しづらいのと、営業時間が店舗によって異なってくるので、行き当たりばったりではなく事前リサーチしておいた方が良さそう。
よくわからないので、今回は食事はパスしてならまちを後にしました。
奈良ホテル
ついでに、ならまちエリアに位置する有名ホテル「奈良ホテル」も見学しました(外観だけ)。
明治42年創業の老舗ホテルです。見た目からして立派でございます。
モダンで格式高い本館は明治建築界の巨匠・辰野金吾設計。
敷地内には素敵なチャペルもありました。
日が暮れてきたので、奈良駅方面に戻ることにしました。
道路の植え込みに鹿×2!
今回の奈良旅行で初めて遭遇した鹿であります。
麺闘庵
近鉄奈良駅から徒歩5分の場所にある有名なうどん屋さんに来ました。
名物は「巾着きつね」です。
お弁当箱?に入った天丼と名物の巾着きつねのセットです。
特大サイズの巾着を割りながら食べるうどんがインパクトありました。
ご当地ラムネもいただいて、満足です。
注意点など
以上、夕暮れ時のならまち散策となりました。
奈良の中でも独特な場所で、タイムトリップした感じがあり気分転換できました。
注意点は営業時間でしょうか。
店舗によって違いがありますが、施設や資料館はだいたい16~17時にクローズしてしまいます。町屋レストランでカフェやランチを楽しむためにも、もっと早い時間に行くのがベストでした。
マップ
今回訪問した場所は下記のマップをご参照ください。