ガンガラーの谷ツアーに参加 | カフェ・服装・所要時間や料金について
2017年7月の沖縄旅行記です。
南城市にある秘境「ガンガラーの谷」ツアーに参加しましたので、ケイブカフェの様子やツアーの見所・服装の注意点・所要時間や料金についてお伝えします。
本記事の情報は記事公開日の情報です。最新の情報は公式サイトをご確認くださいませ。
スポンサーリンク
ガンガラーの谷に到着
オプショナルツアーを利用し、斎場御嶽を見学後、ガンガラーの谷に到着しました。
場所としては、「おきなわワールド」の道路を挟んだ向かい側にあるので、時間が許せば1日で両方楽しむことが可能な施設になります。
参考記事
斎場御嶽見学の所要時間や料金について | チケット売り場は南城市地域物産館です
ケイブカフェ(サキタリ洞)
駐車場からつながるスロープを歩いていくと、入口に現れるのがケイブカフェです。
ケイブカフェはその名の通り、洞窟内がカフェスペースになっている独特の空間です。
訪問時はガンガラーの谷ツアー参加の有無にかかわらず、オープンに利用することのできるカフェになっていました。
ケイブカフェは、ガンガラーの谷ガイドツアーの集合・待機場所でもあります。
ツアー終了地点は、隣のおきなわワールド側になりますので、ツアーついでにカフェする予定であれば、開始前に済ませたほうが効率的です。
ただし、お手洗いは駐車場にあり、ツアー中には行かれないので注意してくださいね。
ちなみに、おきなわワールドのお土産屋さんでは、ケイブカフェで提供されているコーヒー「35COFFEE」やハイビスカスティーが販売されていましたので、気になる方は立ち寄ってみてください。
ガイドツアー(料金・所要時間)
ガンガラーの谷に個人で行く人は、ツアーへの事前予約が必要で、料金は大人2,200円でした(ツアー以外で入場不可)。
私たちはガイド代込みのオプショナルツアーで参加しているので、その場の手続きはオプショナルツアーの添乗員が代行してくれました。
ガイドツアーの所要時間は現地の案内板に約80分との記載がありました。
ツアー開始時間になると、参加者は洞窟内のステージに集められます。この場所で、点呼・専任ガイド紹介・ガンガラーの谷ツアー概要等の説明を受けました。
ガンガラーの谷は鍾乳洞が崩壊してできた谷間に広がる森で、約2万年前の人類「港川人」の住居跡の可能性から、発掘調査が行われている場所となります。
ガンガラーの谷ツアー
1人1本さんぴん茶のボトルが支給され、ツアースタート。
スタート地点のケイブカフェは、サキタリ洞と呼ばれている洞穴遺跡で、2016年に世界最古2万3千年前の釣り針が発見された場所です。
服装は特別な装備は不要ですが、動きやすい格好と靴で参加しましょう。
道は一応整備されていますが、一部ぬかるんでいる場所もあるので、多少濡れてもOKな靴だとベストです。
ガイドさんがガンガラーの谷の植生について説明してくれます。
本州では見られないような巨大な竹とタケノコがありました。
道沿には川が流れていました。
イナグ洞
母神の立て札が立っている場所がイナグ洞です。
イナグは沖縄の方言で女性の意味で、安産と良縁への祈りが捧げられる場所だそうです。
階段を上り穴を覗き込むことができますが、進んでいくことはできません。
イキガ洞
イキガ洞の入口でランタンが手渡されます。
川が流れ込む暗い洞内、ランタンで足元を照らしながら進んでいくと、ひときわ大きな鍾乳石が現れます。
この鍾乳石には触ってみることもできました。
イキガという沖縄の方言で男性を表す名前が付けられたこの洞窟で、命の誕生や子供の成長への祈りが捧げられるということです。
大主(ウフシュ)ガジュマルへ
イキガ洞を出て、大きな岩が2枚重なってできた岩穴を通過。
さらに人工のトンネルを通過します。
トンネルを抜けると、ガンガラーの谷のシンボルで、森の賢者と呼ばれている「大主ガジュマル」を見ることができました。
推定樹齢150年で、高さは約20mあります。
皆で歓声を上げたり、写真撮影をしたりしてしばらく時を過ごしました。
ツリーテラスへ
ガンガラーの谷の名前の由来も教えてもらいました。
なんでも、昔住民がこの辺の岩穴に石を投げ落としたときに聞こえた音が「ガンガラー」だったのだとか。
歩みを進めていくと、今は使われなくなった昔の石積みのお墓を見ることができました。
ツリーハウスという展望台に案内されました。
森一帯や遠くに海を眺めることができます。
外側から見上げたテラスはこんな感じです。
武芸洞
ツアーの最終地点となるのが武芸洞に到着しました。
この場所でガイドさんのお話しを聞きます。
約2万年前、ガンガラーの谷から約1km離れた港川フィッシャー(割れ目)遺跡から人骨が発見され「港川人」と名付けられました。
その港川人の居住跡の可能性から発掘調査が行われているのが、この武芸洞になります。
武芸洞では、約3000年前の人骨と石棺が発見された実際の場所を見ることができました。
ガンガラーの谷と港川人への理解が深まったところでツアーは終了。
おきなわワールドの入口付近で解散となりました。
<2017年7月沖縄旅行記8(次へ「おきなわワールド」)>
基本情報
- 名称: ガンガラーの谷
- 住所: 沖縄県南城市玉城字前川202番地
- アクセス: 沖縄自動車道南風原北ICから約6km
- 公式サイトURL: http://www.gangala.com/