人に言える趣味がないので作ってみた話。見つけ方やメリットについて
社会生活上、人に言える趣味がないと困るということがときどきあると思います。
5年ほど前の話ですが、いわゆる「答えに困る質問対策」(笑)の観点から、人に言える趣味を作ってみたら案外うまくいきましたので、人に言える趣味の選定方法やメリットなどをまとめてみました。
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「ご趣味は何ですか?」と聞かれることが増えた
人に言える趣味を意識したきっかけについてです。
30代も半ばを過ぎたころでしょうか、あまり親しくない職場の後輩や取引先の人物とかかわったとき、相手方から「ご趣味は何ですか?」と聞かれることが多くなりました。
たぶん20代の頃は、似たようなニュアンスの質問で「休みの日何してる?」とライトに聞かれることが多かったと思うのですが、私も中堅社員となり良くも悪くも風格が出てしまったのでしょう(笑)軽口をたたかれることが少なくなったようなのです。
基本的に社交的な雑談での場面なので、質問者としては会話の糸口が欲しいだけの「ご趣味は何ですか?」の流れなんですが、まあ、答えずらい(笑)
超めんどくさがり屋の私としては、現状を上手く言い表す答え方を考えるのもメンドクサイ。ならばいっそ自分に「人に言える趣味」を設定してしまえば楽なんじゃないかと思い至りました。
人に言える趣味とは? 選定のポイント5点
人に言える趣味とはどんな趣味か?考え方のポイントを下記に挙げてみました。
自分が楽しめる趣味
例えば男性なら何かしらのスポーツ、女性なら料理などが王道の解答かもしれませんが、自分が楽しめなければ本末転倒ですよね。
別に修行や自己啓発じゃないので、本来の自分の延長上でいけそうなものを考えてみましょう。
会話が弾みそうな趣味
ここはイマジネーションが必要なポイントになりますが、人に言える趣味というのは外面を意識したものなので、いかに世間話として場が持つかというのが重要な要素となります。
逆に、相手を困惑させずに適当に話が弾む趣味でなければ、あえて設定する意味があまりないともいえます。
履歴書の趣味・特技欄に書けるかどうか
あたりさわりがなく、メジャーな趣味を選定する際、履歴書に書ける趣味かどうかというのが一つの目安になるかと思います。
人に言える趣味と履歴書に書ける趣味は必ずしもイコールではないと思いますが、自分の中で判断基準がわからなくなってきたら参考にしてみると良いでしょう。
人とあまり交わりたくない場合
人とあまり交わりたくない場合、人に言える趣味として公表するのを控えたほうが良いものがありますので注意しましょう。
例えば、食べ歩きなどグルメ系の趣味は万人受けするものですが、思わぬ相手から食事に誘われたり、美味しい店を教えてほしいなどといった相談を持ち掛けられるかもしれません。
趣味の王道であろう、ゴルフやキャンプ、BBQなども、嬉しくないお誘いが増える可能性をはらんでいます。
漫画・アニメ・ゲームは「諸刃の剣」
自分の真の趣味は、漫画・アニメ・ゲームという人も多くいるでしょう。
誰でもある程度は楽しんでいることですが、趣味として紹介するのは微妙だと思います。
人によってこだわりや熱量が違うし、コンテンツが多種多様過ぎて逆に話が合わず、自分も相手も空振り&自爆してしまう可能性があるからです。
そういった意味では、履歴書によくある映画鑑賞や音楽鑑賞も、趣味としては話しづらいかもしれません。
漫画・アニメ・ゲームなどについては、趣味としてではなく、マイブームとか今ハマっているものといった形で話題にしたほうが、気軽に会話が弾みうまくいくのではないかと思います。
人に言える趣味…私の場合
以下、私の体験談です。
人に言える趣味を作るにあたり夫と作戦を立てました。
どうせなら夫婦で長い期間続けられる趣味にしようと思い、カメラとヨガに取り組んでみました。
人に言える趣味としての写真とカメラ
当時、「山ガール」や「カメラ女子」など、「女子らしからぬ女子の趣味」がメディアで取り上げられていたので、カメラの方のブームに乗ってみました。
手持ちのコンデジでは趣味感が薄いので、夫婦そろって一端のミラーレスカメラも購入。
メーカーが随時開催している有料のカメラ教室に何度か参加してみたりもしました。
それらしいカメラ機さえ所有していてば、たとえ何もしていなくても自称するのは自由、胸を張ってカメラ女子を名乗ることができますので、楽な趣味だと思います(笑)
私が撮影するものは、「猫」や「旅行」や「みなとみらいの風景」など。
趣味はカメラといった場合、次に来る質問は「どんなものを撮影しているのですか?」というのが多いので、上記のどれかを答えておけば何かしらに食いついてくれるので会話もスムーズです。
ただし、カメラが上手な人と勘違いされると、何かの時撮影係りに任命されてしまうかもしれないので、その辺のアピールはほどほどに。
余談としては、夫はカメラ購入後しばらくして「重い・持ち歩くのがダルイ」という理由でミラーレスを手放し、高性能コンデジに買いかえてしまいました(笑)
私は5年たった今でもミラーレスカメラをマイペースに続けています。
人に言える趣味としてのヨガ
サブの趣味として、運動系の趣味を設定。
健康を考えてヨガデビューしてみました。
男性一人ですとヨガはちょっと違うのかなという気がしますが、女性の場合はごく普通の趣味という感じですよね。
夫婦でスパやフィットネスジムのスタジオで開催されているものに参加し、週一ペースで半年ほど通い続けました。
しかし、私は「太陽礼拝」という正統のヨガでは避けては通れない動きをするとき、必ず立ちくらみを起こしてしまうのです。
そんなこんなで、ヨガ教室にはだんだん行かなくなってしまいましたが、家にはちゃんとヨガマットもDVDもあり、いつでも再開できます。
よって、現在においても、趣味はヨガと言って別に嘘にはならないと思っています(笑)
嘘を真に変える初期投資
変な話ですが、人に言える趣味の問題はある程度お金で解決できます。
続けられるかわからない趣味に数万円のお金をかけるのは思い切った出費ですが、道具やウェアを一式揃えるだけでも、時間を使って調べることでその分野に関しては他の人より詳しくなっているわけだし、お金をかけたことが趣味を続けるモチベーションになったりします。
私が買ったミラーレス一眼カメラも当時7万ほどで、安い買い物ではありませんでした。
芸は身を助ける。かも。
ヨガの方は途中で挫折してしまったのでアレですが(笑)良いカメラでコツコツ写真を撮りためておいて良かったと思うことがありました。
私は以前WEB系の職業訓練校に通っていたことがあったのですが、WEBサイト制作では自分で撮影した写真を素材として用いることが多くあり、写真作品を作る授業もあったので良いカメラを持っていたことで助けられることが多かったのです。
人に言える趣味を持つメリット
最後に人に言える趣味を持つメリットをまとめてみました。
- 本当の自分の趣味は隠しておけるので楽
- 趣味を通じての雑談力が上がる
- 続けることで将来何かの役に立つことがあるかも
人に言える趣味がなく悩んでいる方の参考になれば幸いです。