日本平ロープウェイで久能山東照宮へ行きました | 階段1159段はキツイ?
年末、静岡にある久能山東照宮へ行きました。
表参道の階段1159段がキツイというウワサなので、行きは日本平ロープウェイを利用することにしました。
(アニメちびまる子ちゃんの「富士山バンザイ」の巻では、この階段でまる子と友蔵が疲れ果てるシーンがあったのを覚えています。)
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日本平ロープウェイ
日本平ロープウェイへは、新静岡駅にあるセノバからタクシーで向かいました。
箱根に向かう時のような曲がりくねった道を登りながら数十分(結構長かった)、料金は静鉄タクシーで4,050円でした。
ロープウェイ乗り場、日本平パークセンターに到着です。
駐車場には観光バスも数台停まっていました。
日本平パークセンターの中はお土産やレストランがありました。
「櫻桃小丸子」はちびまる子ちゃんの中国名でしょうか。
「久能山東照宮に行ってきました」という、わかりやすいネーミングのお土産は、日本平パークセンターオリジナル商品のようです。
駐車場を挟んだ日本平パークセンターの向かいには静岡の電波塔、日本平デジタルタワーが見えます。
ロープウェイに乗り込む前に山頂の展望台へ。
日本平は眺望の良さから1959年に国指定名勝に指定された場所です。
展望台からは富士山がとてもきれいに見えました。
富士山を拝んだ後は、目的のロープウェイのりばへ。
とりあえず、片道600円切符を購入しました。
(詳細は日本平ロープウェイの公式サイトのロープウェイご利用案内を確認ください。)
日本平ロープウェイでは、殿様の駕籠(かご)をイメージした「あおい号」とお姫様の駕籠(かご)をイメージした「たちばな号」が交互に行き来しているそうです。
葵紋付きのロープウェイがお出まし(これはたぶんオス)。
約5分間、アナウンスを聞きながらあっという間に久能山に到着。
久能山東照宮
階段を下るといよいよ久能山です。
久能山の標高は216mで、もとは推古天皇の時代に久能寺というお寺が建立された場所だそうです。
参拝料は、社殿が500円、博物館が400円、社殿と博物館セットが800円です。
少し迷いましたが社殿と博物館セットにしてみました。
久能山東照宮は、1617年に創設された徳川家康公を祭神として祀った神社です。 1616年徳川家康が駿府城で死去した後、遺言によってこの地に埋葬されました。
需要文化財の楼門です。
楼門には夢を食べるといわれる架空の動物「獏(ばく)」の彫刻があります。
家康公の手形。
(同行していた夫&夫母が同時に「本物か怪しい」と疑い出す。。。)
お札・お守りの一覧。
(ラインナップ詳細は久能山東照宮公式サイトでご確認ください。)
五重塔の跡は、この場所が昔お寺だったころの名残です。
1868年の神仏分離令によって廃されました。
鳥居をくぐった正面に拝殿が位置していますが、直進出来ないので順路に沿って右側に進みます。
重要文化財の日枝神社です。
旧本地堂でかつては薬師如来が安置されていました。
神仏分離令以前は、神社を仏がお守りするという考え方があったということです。
現在は見たところ、徳川の各将軍の家紋が今川焼みたいに並んでいます(笑)
国宝の御社殿に向かいます。
2010年に国宝に指定された、御社殿(本殿、石の間、拝殿)の前です。
御社殿は、本殿と拝殿を床の低い石の間でつないだ権現造(ごんげんづくり)の複合社殿で、江戸幕府大工棟梁の中井正清の代表的な遺構のひとつとされています。
「司馬温公の甕(かめ)割り」の彫刻。
司馬光が子供の頃、友達が水がめに落ちておぼれていたところを、石で割って助けた場面ということです。
拝殿正面にある門で唐門と呼ばれています。
ここから登ってきた参道が見えます。
珍獣(獅子?)が描かれた側面が立派です。
なんとも豪華絢爛でケバいような気もしますが、ギリシャのパルテノン神殿だって本当は白ではなく極彩色だったらしいので、神殿は派手なのが正統なのかなと考えたり。
国宝参拝後、徳川家康のお墓に向かいます。
階段を上り鳥居をくぐります。
奥に家康公の神廟があります。
遺言により西向きに建てられているということです。
裏には家康のお馬さんのお墓が。。。
近くに「金のなる木」もありました。
最奥部まで登りつめたようなので、来た道を戻ります。
久能山の社務所まで戻り、久能山東照宮博物館を見学しました。
重要文化財の洋時計が一番の見どころで、博物館は2階建てになっていましたが規模は小さいです。
館内にある映像コーナーでは、2001年から2009年にかけて行われた久能山東照宮の平成大修復の様子が流されていて勉強になりました。
久能山東照宮では、50年に一度、社殿を始めとした諸建造物の漆塗り替えが行われているそうです。
映像は小一時間ほどあり長いのですが、東照宮の見どころがわかるので、むしろ一番最初に見ておけばよかったという内容でした。
社務所の近くにはお土産販売コーナーもあります。
日も落ちてきました。
帰りは1159段の階段に挑戦してみました。
駿河湾を眺めながら、てくてくと階段を下る。
初詣の時は参拝客がごった返して大変なことになりそうだ。
石垣いちご発祥の地の石碑。
風景で見えていたのは、いちごのビニールハウスだったようです。
石垣を利用して栽培するためこの名がついたそうで、石垣島とは関係が無いらしい。
久能山東照宮の周辺地図。
階段を下りきりゴール、というか本来の入口を確認することができました。
山頂を見て、あんな高いところから下ってきたのかと実感。
周りはいちご関連の店が多いです。
いちご大好きなんですけど、お店も閉まりかかっていたので今回はスルーでした。
帰りは、しずてつジャストラインの「久能山下」というバス停から乗って静岡方面に向かいました。
(詳しい交通案内は久能山東照宮の公式サイトでご確認ください。)
次の日、少し筋肉痛になりました(笑)
- 名称: 久能山東照宮
- 住所: 422-8011 静岡県静岡市駿河区根古屋390 久能山東照宮社務所
- アクセス: 静岡日本平線「日本平」バス停下車 ロープウェイで5分
- 参拝時間: 4~9月(9:00~17:00)・10~3月(9:00~16:00)
- 定休日: なし
- 電話番号: 054-237-2438
- 公式サイトURL: http://www.toshogu.or.jp/