パワーストーンと宝石の違いと、関連資格について調べてみました
私の中で、癒しのマイブームとして時々再燃するのがパワーストーンですが、そもそも「パワーストーンと宝石はどう違うのか?」という疑問がありました。
そこで、両者の違いと、パワーストーンの知識を深めるための資格について調べてみました。
パワーストーンと宝石の違いについては諸説ありますが、自分なりに調査して納得のいったところでまとめています。
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目次
パワーストーンとは
パワーストーンとは、ピリチュアルなパワーが宿ると信じられている石のことです。
パワーストーンは和製英語であり、英語には存在しない言葉でもあります。
海外では、宝石の原石となる天然石という意味でジェムストーン(gemstone)、癒しの石としてはヒーリングストーン(healing stone)、鉱物という意味ではミネラル(mineral)といった呼び方をします。
パワーストーンの世界では、宝石的な価値の有無に関わらず、様々な形状・色・質感・硬さを持ったそれぞれの石が固有のエネルギーを発し、持ち主に様々なパワーをもたらす作用があると考えられています。
また、「パワーストーン=天然石」と思う方が多いと思われますが、一応「人工石」も市民権を得ているのがパワーストーンの特徴です。
例えば、透明度が高い水晶に金属をコーティング加工して作られるオーラクリスタルは、美しい虹色を放ち、癒しのパワーが増強されるといわれています。
また、天然石でも品質向上のために人工処理がなされたものがあり、加工により発色や耐久性などの品質が良くなり、しかも安価で手に入るメリットもあります。
ただし、天然石としての価値は低くなるため、未加工で高品質の石を望む場合は、目利き力を鍛えつつ、お店の人から情報を得る必要があるかと思います。
それと、変わったものでは化石や隕石、生物由来の琥珀やサンゴ等もパワーストーンとして扱われています。
パワーストーンの世界は懐が深いのですね。
参考サイト(パワーストーンの意味と効果)
パワーストーンと宝石の違い
パワーストーンの中に宝石を数えることはできますが、パワーストーンが全て宝石だという訳ではありません。
現在地球上で知られている鉱物は数千種類にのぼりますが、その内パワーストーンとされているものは約300種類、さらに宝石と呼べるものは30種類ほどに限られます。
宝石には、宝石たる条件が存在します。
第一に自然物質であること、さらにその中で「美しさ」・「希少性」・「耐久性」が特に優れたものが宝石であるとされています。
「美しさ」・「希少性」は数値によって判定されるものではありませんが、「耐久性」については、モース硬度が8以上であることが一つの目安になっています(ただし、翡翠やオパールなど例外もあります)。
10 | ダイヤモンド | 地球上の鉱物の中で最も硬い |
---|---|---|
9 | ルビー、サファイア | ダイヤモンド以外の宝石に傷をつけることができる |
8 | エメラルド、トパーズ、アクアマリン | やすりなどでは傷がつかない |
7 | 水晶、翡翠、アメジスト | やすりでわずかに傷がつく |
6 | トルコ石、オパール、ムーンストーン | やすりで傷がつく。窓ガラスよりやや硬い |
5 | アバタイト、黒曜石 | ナイフでわずかに傷がつく。窓ガラスとほぼ同じ硬さ |
4 | マラカイト | ナイフで傷つく |
3 | 珊瑚、真珠、大理石、方解石 | 硬貨でこするとわずかに傷がつく |
2 | 石こう、琥珀 | 指の爪でわずかに傷がつく |
1 | 滑石 | 最も柔らかい鉱物で、つるつるした手触り |
また、上記の条件を満たした宝石を「貴石」とし、それ以外を「半貴石」として区別する場合もあります。
「半貴石」のうち、アメシストなど宝石的価値が高いものや、石の品質グレードが高いものは宝石店でも取り扱われています。
それに対して「パワーストーン」とは、宝石・石ころに関わらず、特にパワーが宿っていると考えられる石全般を指します。
宝石は所有者の財産となるものですが、パワーストーンは持つ人の心や体をサポートするお守りのような役割を持っていると考えるとわかりやすいでしょう。
パワーストーンや宝石の資格について
パワーストーンや宝石関連の資格で比較的メジャーであると思われるものを紹介します。
パワーストーンの資格
今のところ出そろっているパワーストーン関連の資格は、いずれも世間での認知度が高い資格とは言えないのが現状です。
だだし、趣味の延長上で学びたい人や、既に関連業界で働いていて実際の業務に役立てたい人にとっては有意義な資格でしょう。
(私もいつか余裕ができたら趣味としてチャレンジしてみたいです。)
宝石の資格(宝石鑑定士)
宝石の国家資格はありませんが、宝石鑑定士とは民間の機関より資格を与えられた人を指します。
GGとFGAはどちらも世界的に通用する資格ですが、取得するまでに長い期間と数十万単位の授業料が必要になってきます。
カルチャースクール感覚でも学べるパワーストーンの資格とは違い、宝石鑑定士は敷居が高く本気でないと取り組めない資格になっています。
私が安易な資格取得をすすめない理由
紹介しておいて何ですが、私は上記の資格取得を特にすすめているわけではありません。
資格には国家資格から証書をお金で買うようなモノまで様々ありますので、自分の時間とお金をロスしてまで取得すべきかどうかよく検討すべきだと思います。
私が安易な資格取得をすすめない理由は2つあります。
第一の理由は、本当に就職に必要な資格は、求人票に条件として示されているからです。
資格は取得後1年以内だとか期間が限定されている場合もありますので、先走って取得していても意味がない場合があります。
第二の理由は、本当に業務に必要な資格は、入社後に会社費用で取得できる場合があるからです。
業務命令で取得義務がある場合、まっとうな会社であれば、講座や教材代金、試験費用などは会社負担であることが多いのです。
自費で個人的に取得済みの場合は、単に会社の経費が浮くだけの話になりますので、気持ちの上で損を味わうかもしれません。
最後はパワーストーンではなく資格取得の話になってしまいました(笑)