【実家の片付け】元コレクターの私が自分の部屋を泣く泣く断捨離した話
実家の自分の部屋の断捨離。
帰省したとき必ずやると決めていることです。
かつてはコレクター気質で実家を物置のように使っていた私が、宝物を断捨離するようになった理由とその経緯、実家ならではの片づけ方のコツについて書きました。
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目次
ショッキングだった話~私の部屋のモノたち
事の起こりは数年前、断捨離のきっかけとなった当時の日記を紹介します。
久々に実家に帰ったら、私の部屋のモノたちに恐ろしい異変が起きていた。
震災後、ちゃんと部屋を片付けに行かなくて、 その上、引っ越しで段ボールたくさん送りつけたね。
それは悪かった。悪かったけれども。。。
貴重なオタクコレクションの数々がナクナッテイル。。。
20年前の雑誌・貴重なファンクラブの会報等々、「全捨て」サレテイル。。。
実家だからって、完全に油断していた 。
東日本大震災後、実家に住む妹が勝手に「捨て祭り」を開催していたのです。
日記の続きです。
泣いて謝ってくる妹を責めたところでモノは帰ってこない。
ショックすぎてそんな気力もない、ただ泣くだけだった。
運が悪いもので、再入手困難な貴重品(廃盤品や頑張ってオークションで手に入れたもの等)に限って処分されていて、 割とどーでもいいもの(今でも販売中のコミックとか)が残されている現実。
おまけに、妹の不要品の数々や母曰く「好きそうだから買っておいた♪」という趣味の合わない洋服を収納するためのタンスまで増設されていることに気付きました。
「自分の部屋は不可侵の聖域」という幻は消え去り、部屋の生態系はまさに異常事態。
かくして怒りと悲しみの断捨離がスタートしたのでした。
実録・実家の断捨離~私の部屋編
断捨離したものは思い出せる限りで書いています。
今思うと写真の一つでも撮っておけばよかったのですが、最中はショックで捨てマシーンと化していたので画像はありません。
初回(ゴミ袋約20~30袋分処分)
捨てたもの
- フィーリングに合わない洋服・バッグ類
- 売却価値が低そうなオタクコレクション(雑多な切り抜き・付録品等々)
- 過去の学用品の数々(油絵セット・卒業論文等々)
- 古い手芸用品(反物・毛糸玉・付属品等々)
自宅に持ち帰ったもの
- 卒業アルバム・記念写真などの想い出系
まずは、卒業アルバムなどの記念品を保護。
アニメや漫画関係のオタクコレクションについては、プレミア品の多くが失われ、惰性で保存していたモノだけ残っているのが虚しくなり、状態が良く売れそうなグッズと今でも好きなもの以外は捨てました。
自分の部屋は家族が驚くくらいスッキリしましたが、次回の課題も残りました。
書籍については捨てるのはためらわれるので、出張買取をお願いしようと実家市内のブックオフに問い合わせたところ、どの店舗にも「1か月待ちです。店舗に持ってきてはどうか?」などと一様にお断りされてしまいました。
(内心、出張買取やりたくないだけなんじゃないかと疑いました。)
ともあれ、実家での滞在期間が限られているので今回の処分は諦めることに。
2回目(ゴミ袋約10~20袋分処分)
捨てたもの
- 自分で縫製した洋服一式(写真として保存)
- 昔の手紙・年賀状
- プライベートな想い出品(プレゼント等)
- 韓流グッズ
断捨離を始め、初回こそざわついていた家族も、2回目になると「お姉ちゃん(私の事)はまた片づけるのか」と恒例モードに。
前回やり残した書籍の大量処分が今回の目標です。
ブックオフへ売却
コミック・書籍・音楽CD等は、ブックオフの宅配買取を利用してみました。
段ボール3箱分を発送し、出た査定結果が約6,000円。
そしてウソでしょと思ったのが、ブックオフ恒例の「買取できない品・約150点」。
それらは送料負担で返却してもらうことも可能ですが、あくまで処分が目的なので、そのまま了承するよりほかありません(もう二度と利用しないと決意)。
それと、こういった宅配買取では本人確認が必要になることが多いのですが、実家から発送すると本人確認時の住所と異なってしまうため、新たに本人確認が必要になり入金まで時間がかかってしまうこともわかりました。
まんだらけに売却
オタクコレクションは専門店の宅配買取を利用。
セーラームーングッズ等を段ボール1箱分発送し、約30,000円になりました。
やはり、餅は餅屋ですね。
手間ではありますが、本人確認問題があるのでグッズ類はスーツケースで持ち帰り現住所から発送しています。
3回目以降(ゴミ袋5袋分程度処分)
まだ終わってないの?と突っ込まれそうですが。。。
現時点で断捨離4回目を終了したところです。
実家の自分の部屋の断捨離というのは、人によっては一回で片付くものかもしれませんが、うちの場合、実家が新幹線の距離で車が使えないので大規模な持ち出しが出来ず。
不要品はほとんど処分しているので、帰省の度に売れそうなモノや必要な私物を少しづつ自分の家に移動させているという状況です。
うちの実家は広さが取り柄で物置には最適だと思っていたのですが、片づけてみると保管物がカビていて捨てるより他にどうしようもない物が出てきたりと、自分の部屋は24時間空調管理されているレンタルスペースとは違うのだということを痛感しました。
実家の断捨離のコツ7条
家族をざわつかせずに自分の任務(笑)を遂行するために気を付けた点をまとめました。
家族のモノには手を出さない
実家は他人の領土、自分の部屋だけは自分の領土だと思っているので、他人の領土は侵さないようにしています。
また、家族とは意見が合わないのは明白なので、断捨離布教活動もしません。
ただし、自分の部屋に家族の不要品が置かれていた場合は、自己判断で捨てることもあります。
ファイルや収納ケースは率先して処分する
断捨離が進んでくると、空きファイルや空きケースが出てくると思います。
これらを処分すると、空間が一気に広がり片づけの成果が見えやすいです。
最終的には大きな収納ケース(タンスやシェルフ)を空にすることを目標とします。
写真に残すものと残さないものを決める
あくまでマイルールですが、思い出品などは写真に残して実物を処分するものもありますが、売却する物については写真を残さないようにしています。
死んだ子のトシを数えるじゃないですけど、変に写真が残っていると、後になって思い返して売ったのを後悔したりしそうで嫌なんですよね。
ゴミ袋の中身は見えないように加工する
家族がざわつくのを回避するための工夫です(笑)
不要品はなるべく不透明な袋に入れて、ガムテープなどで封をしてからゴミ袋に投入するのがおすすめです。
以前知人から聞いた話ですが、自分が捨てたはずのTシャツを、数日後近所の人が着用していたなんてこともあるみたいなので、中身が見えないに越したことは無いです。
実家のゴミの日・収集場所を把握する
家族(特に母親が危険)がゴミ袋をチェックして中身を戻してしまうのを防止するため、断捨離したゴミ袋は早々に、自分でゴミ集積所に持っていくのがベストです。
実家の別室のパトロール(重要)
これ、意外な盲点ですが重要です。
最初に家族の持ち物には手を付けないと書きましたが、自分の物がシレッと持ち出されて家族に使われていたりすることってありませんか?
家族に使用されて問題ないものであれば、特に目くじらを立てることはありませんが、こんなものが家族の部屋から見つかったとしたらどうでしょう?
青春のシステム手帳
うちではこれが数枚の処分すべき写真と共に妹の部屋から見つかりました。
妹曰く「大事なものと思って取っておいてあげた。中は見てないよ。」
なんとも肝が冷える出来事でした。
それ以降、実家に帰省した時は念のため自分の私物が他の部屋に紛れていないかパトロールすることにしています。
失くしたと思っていたものが、案外実家の他の部屋で見つかることがあるかもです(泣)
片づけ状況を写真撮影(最後)
断捨離のめどがついたら、部屋の状態を写真撮影します。
この時は部屋の全体だけではなくなるべく詳細に、引き出しの中も撮影しておきます。
こうすることによって、「実家の自分の部屋の持ち物リスト」が完成します。
実家の自分の部屋の断捨離・感想とまとめ
実家に自分の私物があると人質に取られている気分になり、大事なものは絶対実家に置かないというのが教訓になりました。
そして、実家の自分の部屋を断捨離したことにより、心に穴が開いたような重荷が取れたような不思議な気分に。
でも、人にやられる前に全て自分できっちり選別して処分したらもっと気持ちが良かったと思います。
最後に、『エッセンシャル思考』という本を読んでいたら、まさに「これ私だ」という一文があったので紹介してまとめとします。
もしも、選択の権利を放棄するなら、他人があなたの人生を決めることになる。自分で「これを捨てる」と決めなければ、誰かがあなたの大切なものを捨ててしまうだろう。
引用元:グレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考』