2016年9月11日から横浜そごう６階で開催されている「エッシャー展～視覚の魔術師」に行ってきました。

（「ミレニアム／クラブ・オンカードセゾン　ゴールド」を提示したので、無料で見学できました。）

エッシャー展の展示の内容や感想、見どころのポイントなどをまとめましたので、これから見学する方の参考になれば幸いです。

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「エッシャー展～視覚の魔術師」の概要

今回の「エッシャー展～視覚の魔術師」はハウステンボスコレクションと銘打たれているように、日本で唯一エッシャーコレクションを持つ長崎のハウステンボス美術館の所蔵品から約100点がセレクトされ展示されている美術展です。

ハウステンボスって行ったことありませんが、美術館もあるんですね～！

ちなみに、そごう美術館では過去をさかのぼると、2009年にも「迷宮への招待　エッシャー展」という同様の特別展が開催されています。

M.C. エッシャーについて

M.C. エッシャーとは

マウリッツ・コルネリス・エッシャー（1898～1972）はオランダ生まれのの版画家で、「だまし絵」画家として日本でも親しまれています。

実際にはありえない、三次元の世界を二次元の版画に表現した画家として有名です。

次に、エッシャーの生涯について簡単に紹介します。

M.C. エッシャーの生涯

• 建築装飾美術学校で版画の恩師に才能を見出される。
• 1922年に訪れたアルハンブラ宮殿のモザイク模様に衝撃を受ける。(写真はアルハンブラ宮殿のモザイク）
• 結晶学者であった兄のB.G.エッシャーから『結晶学時報』を読むよう勧められ、平面充填の研究をする。
• エッシャー的世界が開花、美術界では異端視されていたが、やがて支持を獲得する。
• 生涯孤独を愛する気質でしたが、妻子はいました。

兄が結晶学者というのも不思議な縁を感じますね。

エッシャーが衝撃を受けたアルハンブラ宮殿を見にスペインに行きたくなりました。

「エッシャー展～視覚の魔術師」内容と見どころ

写真はエッシャー展のジュニア・ガイドの一部です（受付に置いてあります）。

作品は一枚一枚見入ってしまうので、結構集中力使います。

テーマ一覧

出品目録（受付に置いてあります）に記載されていたテーマを抜粋しました。

• M.C. エッシャー
• イタリア・スペイン旅行
• 挿絵他
• 繰り返し模様と平面の正則分割
• 独自の世界　無限への挑戦
• 版木
• 書籍、蔵書票他

大まかにいうと、最初は肖像画や風景画などノーマルタイプ？の作品、中盤は繰り返し模様の作品、後半は不思議な建築物を描いた作品という流れです。

見どころなど

エッシャーはバッハの音楽からインスピレーションを得ていたそうで、バッハのミュージックビデオが流れていました。

それから、エッシャーの絵が表紙になっている『少年週刊マガジン』が３冊、特別展示されています（個人的には興味薄ですが、ファンにはたまらない？）。

エッシャーの作品はほとんどが木版とリトグラフという版画の技法で作成されているのですが、その説明などもありました。

「エッシャー展～視覚の魔術師」体験コーナー

展示の最後に撮影OKの体験コーナーがありました。

二次元でしか表現できないとされたエッシャーのだまし絵の構図を、頑張って立体化してみたという企画です。

（明治大学の杉原厚吉教授の研究作品です。）

わかりやすいオブジェを１点。

見る角度を調節すると、エッシャーの絵に出てくるようなありえない三角形が出現。

他にも沢山ありましたが、ポイントを見つけるのが意外と難しいですよ。

こちらは、山のような形状なのですが、定位置に立ってみると真ん中が窪んで見える装置ですのでお試しあれ。

その他、鏡像が異なって見えるオブジェや視線が追いかけてくるモナリザなど。

「エッシャー展～視覚の魔術師」グッズ

エッシャー展の図録は2,751円。

以前は図録を集めていましたが見返すことが無いので（笑）もう買わなくなりました。

ポストカードやクリアファイルなど。

そごう美術館のグッズ売り場はオープンスペースにあるので、美術館に入場しなくても、買い物はいつでもできます（ただし、特別展のグッズは期間限定です）。

お得な情報

美術館の半券提示で、そごう内のレストランでソフトドリンクなどがサービス（美術館の中に詳細情報あり）になる店舗がありますので、利用する場合はお忘れなく。

また、入館料はミレニアム／クラブ・オンカードセゾンカード提示で200円割引になるので、持っている人は提示しましょう。

開催期間は10月10日までなのでお見逃しなく。